西蔵(チベット)自治区墨脱(メトク)県にある背崩郷格林村でこのほど、高さ76.8メートルの不丹松が発見された。中国一高い木の記録を更新し、中国大陸でこれまで発見された最も高い木となり、名実ともに木の「ニューキング」となった。光明日報が報じた。
メトク県林業・草原局の要請を受け、北京大学率いる科学研究チームは今年4月、西子江生態保育センターや山水自然保護センター、北京数字緑土科技股份有限公司と共に連合調査チームを立ち上げ、メトク県内にある不丹松の調査を実施した。研究チームは格林村で高さ70.2‐76.8メートルの巨木を8本発見。中国大陸では、正確に高さが測定された巨木が最も多く分布する地域で、雅魯蔵布(ヤルツァンボ)大峡谷エリアの森林の生態系が自然のまま残されていることが裏付けられた。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年5月9日