世界各国で原因不明の子供の重症急性肝炎の感染が報告されていることを受け、税関総署はこのほど、中国全土の税関出入境審査保健・検疫関連の取り組みを手配した。中国全土の税関に対して、感染者が報告されている国及び地域から入境する旅客を対象に、健康申告、検温、医療検査などの検疫・検査を強化するよう求めた。自発的に申告するか、その場で腹痛、下痢、吐き気、黄疸などの症状が見られた旅客(特に子供)に対しては、規定・手続きに基づき医学的検査を行う。医学的検査により、原因不明の子供の重症急性肝炎を患っている疑いのある旅客に対しては、速やかに指定医療機関に移してさらなる診察を行い、その後の追跡も徹底する。中央テレビニュースが伝えた。
世界保健機関(WHO)の情報によると、今月1日まですでに世界20ヶ国から急性重症肝炎症例が少なくとも228人、疑い例50人が報告されている。うち欧州は14ヶ国に広がっており、アメリカ大陸と西太平洋、東南アジア諸国でも患者が見つかっている。患者の年齢は主に1−16歳。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月10日