白鶴灘水力発電所の建設工事で最後となる100万キロワット(KW)級発電ユニット(9号)が、このほど無水調整試験に合格し、全面的な運用開始に向けたラストスパートの段階に入った。人民日報が伝えた。
同発電所は「西電東送(西部で作られた電力を東部へ輸送するプロジェクト)」を実施する国家重要プロジェクトで、100万KW級水力発電ユニットが16基設置され、全体の設備容量は1600万KW、左右両岸にそれぞれ8基が設置された。中国長江三峡集団有限公司が投資と建設を行い、中国が独自に設計、製造、設置したもので、現時点で世界で建設規模が最も大きく、技術の難度が最も高い水力発電プロジェクトとなる。これまでに設置が完了した8基のユニットは振動レベルが平均0.1ミリメートル以下となり、100万KW級水力発電ユニットの設置で最小記録を打ち立てた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月21日