海南省東方市東河鎮苗村は、苗(ミャオ)族の人々が集まり住む村で、大広壩ダム上流の山麓に位置する。辺鄙な場所にあり、しかも三方が水に囲まれているため、交通の便が極めて悪い場所だった。また、同村では、教育・医療資源が非常に不足していた。海南省は、数年前から、熱帯雨林国家公園の生態系移転を推し進め、苗村は生態系移転対象村の一つとなった。東方市は2020年、苗村の移転・移住プロジェクト建設をスタートし、移住先住居計168棟が建設された。今年7月、苗村に住む135世帯586人が山を離れ、東河鎮政府所在地から車で約5分の場所に完成した移住先住居に引っ越した。この措置は、海南熱帯雨林国家公園の建設を後押しすると同時に、村民は移住先の新たな苗村で新生活をスタートすることになった。新華網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年10月27日