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【音声ニュース】まるで水の中を泳ぐ魚 安徽で無形文化遺産「魚灯」のパフォーマンス

人民網日本語版 2022年11月02日10:57

このほど行われた安徽師範大学の運動会で、教員・学生が制作した無形文化遺産の「魚灯」が開会式に登場した。80匹の「小さな魚」が集まって「大きな魚」になり、ライトに合わせて次々にフォーメーションを変化させ、まるで水の中を自由に泳ぎ回る本物の魚のようだった。

「魚灯」は安徽省徽州エリアに伝わる独特な民俗スポーツで、600年以上の歴史があり、無形文化遺産に指定されている。同大学では昨年から、この無形文化遺産を運動会の開会式に登場させる構想を練り、教員・学生を集めて伝承者を訪ね、その作り方を学んだ。

制作には、同大の体育学院と美術学院の教員・学生100人以上が携わった。細い竹ひごで骨組みを作り、紙を糊で貼って魚の形を作り、色を塗り、最後に魚の中に照明器具を取り付けた。1ヶ月以上かかって、81個が完成。小さいものは1.3メートルほど、大きいものは5メートルを超えた。

制作と同時にパフォーマンスの練習もスタート。小さなものは1人で担当し、大きいものは5人がかりで動かした。道具が完成するまでの間、パフォーマーはまず動作とフォーメーションを完全にマスター。さらに、生き生きとした動きを表現するため、水の中の魚の動きを詳しく観察した。参加した学生によると、練習ではいつも腕が痛くなり、手にまめができた人もいたという。

この幻想的なパフォーマンスは、大勢のネットユーザーを大いに驚かせ、多くの称賛コメントが寄せられている。

「人民網日本語版」2022年11月2日

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