国家工業情報安全発展研究センターと工業・情報化部(省)電子知的財産権センターはこのほど、「AI(人工知能)イノベーションチェーン・産業チェーンの融合発展がデジタル経済の新時代にエンパワーメント――中国人工知能特許技術分析報告(2022)」を発表し、ディープラーニング、スマートクラウド、コンピュータビジョン、インテリジェントボイス、自然言語処理などAIの10大技術分野について、特許の出願傾向と分布・構成の分析を行なった。
同報告によれば、2011-12年から、AI分野における特許の受賞で中国の占める割合が年々上昇し、特許・ライセンスの譲渡件数が増加傾向を示し、特許関連の訴訟が複数の応用シーンへと広がり、付加価値の高い特許が技術の産業応用と補完し合いながら発展する様子がうかがえるという。
同報告は、技術と政策の2つのボーナスの後押しを受けて、16-21年の中国のディープラーニング関連の特許出願件数の複合年間成長率は53%に達し、AIを牽引する役割が徐々に顕在化した。これに比べると、インテリジェントボイス、自然言語処理、ビッグデータ、ナレッジグラフ、インテリジェントレコメンデーションの分野の特許出願は安定成長の傾向を見せた。このうち21年の自然言語処理はディープラーニング、スマートクラウド、コンピュータビジョンに次ぐ件数となり、力強い発展の勢いを見せた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月21日