秦剛外交部長「アラブ連盟との団結・協力を強化し、国際的な公平と正義を守る」

秦剛外交部長（外相）はエジプト・カイロで現地時間15日、アラブ連盟のアブル・ゲイト事務局長と会談した。新華社が伝えた。

秦部長は、「先月、第1回中国アラブ・サミットが成功裏に開催され、大きな成果をあげた。新時代を見据えた中国・アラブ運命共同体を全力で構築することで双方が合意に至ったことは、新時代の中国・アラブ関係発展の方向性を指し示し、一里塚的な意義がある。中国側はアラブ側とともに、中国・アラブ友好精神を堅持し、サミットの成果をしっかりと実行に移し、『八大共同行動』の推進を加速させ、中国・アラブ双方の国民により良く幸福をもたらしていくことを望んでいる。双方は中国・アラブ協力フォーラムメカニズム構築を強化し、協力の質を高め、高度化させていく必要がある」とした。

秦部長はまた、「中国側はアラブ側が『一つの中国』原則を支持し、中国の正当な主張を支持していることを称賛し、我々も同様にアラブ諸国が団結・協力して地域の安全保障問題を解決することを確固として支持し、アラブの人々が自主独立的に自国の発展路線を見いだすことを支持し、アラブ連盟が中東地域の平和・安定推進のためにより大きな役割を発揮することを支持し、アラブ連盟との団結・協力を強化し、発展途上国の正当な権益を共同で守り、国際的な公平性と正義を守ることを望んでいる」と述べた。

アブル・ゲイト事務局長は「アラブと中国は、文明の交流と相互参考の強化、外部の干渉に対する反対、公平と正義の維持など多くの分野で共通言語を有しており、アラブ・中国の各分野における協力をさらに深め、地域の平和・安定を促進することを期待している」とした。（編集AK）

「人民網日本語版」2023年1月16日