米側がブリンケン国務長官の訪中延期を発表したことについて、外交部(外務省)報道官が4日、記者の質問に答えた。
【記者】米国務省高官は3日に電話でブリーフィングを行い、中国の無人気球が米領空に進入した事件の影響を受けて、ブリンケン国務長官の訪中を延期することをすでに決定したと述べた。この件について、中国側としてコメントは。
【報道官】中国の無人気球が不可抗力によって米国の上空を飛行した件について、中国側はすでに調査したうえ、米側にフィードバックした。この無人気球は民生用であり、気象などの科学研究に用いるものだ。偏西風の影響を受け、かつ制御能力が限られるため、無人気球は予定航路から著しく逸れた。これは完全に不可抗力による予想外の事態であり、事実は非常に明確だ。中国は一貫して国際法を厳格に遵守し、各国の主権と領土保全を尊重しており、いかなる主権国家の領土と領空に対しても侵犯の意図はないし、これまでに侵犯したこともない。米国の一部の政治屋やメディアがこの件にかこつけて、中国を非難し、中国のイメージを毀損することに、中国は断固反対する。
各レベルで接触と意思疎通を保つことは、両国首脳のバリ島での会談における重要な共通認識だ。両国の外交チームの職責の1つは、両国関係を適切に管理・コントロールし、特に予想外の事態を冷静かつ適切に処理することだ。実際、中米双方は何の訪問も発表しておらず、米側が発表した情報は米側自身の事であり、我々はこれを尊重する。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年2月6日
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