中国の謝鋒外交副部長(外務次官)は5日、中国の民生用無人気球に対する米側の撃墜について、中国政府を代表して在中国米国大使館のトップに厳正な申し入れを行った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
謝副部長は「中国の民生用無人気球が米国の上空を飛行したのは完全に不可抗力による予想外の偶発的出来事であり、事実は明確であり、歪曲とイメージ毀損は許されない。だが、米側が事実を無視し、米領空を離れつつある民生用無人気球に対して頑なに武力を乱用したことは、明らかに過剰な反応であり、国際法の精神と国際的慣例への重大な違反である。米側の全ての行動は、バリ島会談以来の中米関係の安定に向けた双方の努力とプロセスに深刻な打撃を与え、損なうものである。中国はこれに断固として反対であり、強く抗議し、米側に対して中国側の利益を損なうさらなる行動を取らず、緊張を激化させず、拡大させぬよう促す。中国政府は事態の推移を緊密に注視しており、中国企業の正当な権益を断固として守り、中国側の利益と尊厳を断固として守っていき、さらに必要な対応を取る権利を留保する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年2月7日
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