国連安保理は14日、海面上昇など海洋問題に関するハイレベル会合を開いた。中国の張軍国連大使は「海面上昇は世界の生態系及び人類社会の脆弱性を高めており、領土の水没、人々の移住、財産の損失など一連の問題を引き起こし、人類の生存と発展に全方向から試練をもたらす恐れがある。特に小さな島嶼の発展途上国や海抜の低い国にとっては死活問題だ」と指摘。
「海面上昇は気候変動における重要な指標だ。気候変動の緩和は全人類の命運に関わる。国際社会の決意が揺らぐことも、行動が緩むことがあってはならない。また、世界の気候ガバナンスにおいて、資金は常に核心的で鍵を握る問題だ。真の多国間主義を堅持し、団結と協力を強化することが、気候変動という試練に対処するうえで唯一の活路だ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年2月15日