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古書の「低侵襲手術」を行う若者 山西省

人民網日本語版 2023年04月23日15:09
古書の「低侵襲手術」を行う若者 山西省
山西省図書館古書修復センターで古書に当て紙を施す程文涛さん(4月21日撮影・楊晨光)。

90後(1990年代生まれ)の程文涛さんは山西省図書館の古書修復師。2017年にこの仕事に就いてからというもの、「本の大海」に身を投じ、破損した古書を1冊、また1冊と修復してきた。新華網が伝えた。

古書の修復作業は、破損個所の写真撮影、当て紙を施し、修復し、プレスして平らにし、ページ断面を切りそろえ、装丁するといったいくつものプロセスを経る必要がある。また古書の修復は古いものは古いままの状態を保ち修復し、最小限の修復作業を行うといった原則に基づいているため、極めて優れたスキルを必要とするだけでなく、慎重に作業を進める根気と、しっかりとした責任感を備えている必要がある。破損が深刻な古書の場合、わずか1ページを修復するのに、何日も要することもある。程さんは「古書1冊の修復は、まるで低侵襲手術を1回行うようなもの」としている。この5年ほどの間で、程さんは各種古書30冊以上、拓版や土地契約書といった文書を数十点修復してきた。(編集TG)

「人民網日本語版」2023年4月23日

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