タイの在チェンマイ中国総領事館が19日に発表したところによると、タイのチェンマイ動物園で飼育されていたメスのジャイアントパンダ・林恵(リンフイ)が同日早朝1時頃に死んだ。リンフイは、タイに貸し出されて20年経っていた。新華社が報じた。
総領事館によると、リンフイは18日に体調を崩したため、チェンマイ動物園が細心の注意を払い、中国ジャイアントパンダ保護センターの専門家の指導の下、積極的な治療を行っていた。しかし最終的に、治療の甲斐なく息を引き取ったという。中国とタイの専門家はただちに共同調査を展開したほか、全力で善後処置を行っている。
チェンマイ動物園は同日午後の記者会見で、リンフイが死んだことを発表。タイでは多くのネットユーザーがソーシャルメディアのニュース生中継のページに、リンフイの死を悲しむメッセージのほか、タイの国民にたくさんの喜びをもたらしてくれたことを感謝するメッセージを寄せた。
2001年9月に生まれたリンフイは、2003年に、中国親善大使としてチェンマイで暮らすようになった。それからの20年、リンフイはタイの人々に愛され、中国とタイの国民の友好交流の使者となってきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月20日