北京時間5月3日未明、スペイン・マドリッドで開催中のATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000)の男子シングルス4回戦で、中国の張之臻選手がタイブレイクで3度のマッチポイントをしのぎ、第8シードのテイラー・フリッツ選手(米国)をセットカウント2対1で下してベスト8進出を果たし、中国男子テニスの歴史をまたもや塗り替えた。
第1セット、フリッツ選手は第6ゲームをブレイクしてリードを保ち、ゲームカウント6対3で先取。続く第2セットもフリッツ選手が7ゲームをブレイクしたが、第8ゲームで張選手がタイブレイクに持ち込み、ゲームカウント4対4と追いついた。その後、両選手ともサービスゲームを取り、タイブレイクに入った。タイブレイクで張選手は3点を先取されたものの逆転に成功、ゲームカウント7対5で第2セットを取り、セットカウント1対1で第3セットを迎えた。
大詰めの第3セット、第9ゲームで張選手がブレイクに成功したが、サービスゲームを失い、このセットもタイブレイクにもつれこんだ。張選手は3度におよぶマッチポイントをしのぎ、ゲームカウント10対8で第3セットを奪い、最終的にセットカウント2対1でフリッツ選手を下し、8強入りを果たした。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年5月4日