外交部の汪文斌報道官は8日の定例記者会見で、米国は決して人権を尊重し保護する模範ではなく、人権を無視し、人権を破壊する代表だと指摘した。
国連人権理事会の専門家グループがこのほど米国を訪問し、米国が人種差別主義と人種差別行為を強めていることへの責任を問い、アフリカ系移民が直面する経済的・社会的な苦境を解決するための措置を講じるよう呼びかけた。汪報道官はこれに対して、「報道によると、専門家グループは訪問を終えるに当たっての記者会見で、奴隷制が残した問題は米国に長く根強く残り、何世代にも渡って人々のトラウマとなっているとした。データによると、人種差別は米国の法執行システムの中にまん延しており、アフリカ系移民は逮捕、拘留、刑執行など、法執行のあらゆる場面で明らかに差別されている。専門家グループは米国政府に対し、より強力な行動をとり、人権侵害行為に対して強く責任を追求し、法執行部門の監督を強化し、人種差別の被害者に全面的な賠償と支援を提供するよう求めた」と述べた。
汪報道官はさらに「我々は米国が国際社会の懸念に真剣に応え、自身が抱える深刻な人種差別、警察暴力などの問題を十分に検証して、被害者が真実と正義を取り戻せるよう、適切な解決策を講じるよう呼びかける」と述べた。
中国国際放送局(CRI)より 2023年5月9日