中米国防相会談を中国側が「拒否」との米側宣伝に国防部がコメント

国防部（省）の譚克非報道官は5月31日、中米国防相会談を中国側が「拒否」したとの米側宣伝に関する記者の質問に対し、「現在、両軍の交流が困難に直面している責任は完全に米側にある」とした。新華社が伝えた。

【記者】「シンガポールでの中米国防相会談の開催に関する米側の提案を中国側が拒否した」と米国防総省が発表したとの報道があった。また、米側は「両軍の各レベルでの交流に関する米側の要請を近年中国側が繰り返し拒否している」とも述べた。これについてコメントは。

【譚報道官】中国側は中米両軍関係の発展及び各レベルでの意思疎通の実施を重視しており、実際には両軍の接触・交流は中断されてはいない。私が強調したいのは、対話は原則なしには成り立たず、意思疎通は守るべき一線なしには成り立たないということだ。現在、両軍の交流が困難に直面している責任は完全に米側にある。米側は意思疎通を強化したいと主張しながらも、中国側の懸念を顧みず人為的に障害をつくり、両軍の相互信頼を深刻に損なっている。これは意思疎通に尽力するうえであるべき態度ではない。米側は実際の行動によって誠意を示し、過ちを正し、双方間の意思疎通や交流のために必要な条件を整え、しかるべき雰囲気を醸成する必要がある。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年6月1日