玉樹蔵族自治州児童福祉施設の才代吉先生に髪を整えてもらう索南拉吉さん(撮影・崔楠)。
北京の故宮に初めて来た蔵(チベット)族の索南拉吉さん(13)は、「故宮がとても好き。故宮の『赤』はとても素敵」と話していた。中国新聞網が報じた。
索南拉吉さんは5月31日、青海省玉樹蔵族自治州児童福祉施設で暮らす他のチベット族の青少年39人と共に、公益イベント「青少年北京旅行」に参加。そして最初の観光地として、故宮博物院を見学した。
故宮を囲む堀をスマホで撮影する鬧増拉毛さん(撮影・袁秀月)。
故宮で、スマホを使ってたくさん写真を撮影していた鬧増拉毛さん(16)は、「帰ってから、友だちに写真を見せてあげたい」と話していた。彼女は、玉樹蔵族自治州の進学校に通う高校1年生で、教師からも太鼓判を押されている優等生。今回北京に来た彼女は、「大学とはどんな所かも実際に見てみたい」と話す。
仲間と一緒に音声ガイドデバイスをいじる俄金仁増くん(撮影・袁秀月)。
40人の中で最年少の俄金仁増くんは、仲間と一緒に、初めて見たという故宮の音声ガイドデバイスに興味津々となっていた。最年少で、背も一番低いものの、彼はサッカーが得意で、グランドに立つとその実力を発揮するという。そんな彼は北京で、「サッカー観戦をして、本物のサッカーグランドを見てみたい」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年6月1日