21世紀に入ってから20件目の「三農(農業・農村・農民)」をめぐる活動を指導する中央1号文書が13日に発表された。
「2023年の農村振興の全面的推進における重点的取り組みの達成に関する中共中央と国務院の意見」と題された今年の「中央1号文書」の全文は計9つの部分に分かれる。具体的には、(1)食糧と重要農産物の生産安定と供給確保を早急かつ着実に推進(2)農業インフラ建設を強化(3)農業科学技術・設備による支援を強化(4)貧困脱却の難関攻略の成果を固め発展(5)農村の産業の質の高い発展を推進(6)農家の増収と豊かさへの道を開拓(7)住みやすく働きやすく美しい農村の建設を着実に推進(8)党組織が指導する農村ガバナンスシステムを整備(9)政策的保障と体制・メカニズムのイノベーションを強化。
今年の「中央1号文書」は、「社会主義現代化国家の全面的建設において、最も困難でハードな任務は引き続き農村にある。世界では100年間なかった大きな変局が加速的に進展しており、中国の発展は戦略的チャンスとリスク・挑戦が同時に存在し、不確実性や予測困難な要因が増大するタイミングにさしかかり、『三農』の基盤を守り抜くことが極めて重要であり、失敗は許されない。党中央は、持続的にたゆまず『三農』問題の着実な解決を党全体の活動の最重要事項とし、党全体と社会全体の力を挙げて農村の振興を全面的に推進し、農業・農村の現代化を加速しなければならない」と指摘した。
今年の「中央1号文書」は、食糧の安全保障と大規模な再貧困化防止などの最低ラインを断固として守り抜き、農村の発展、農村の建設、農村のガバナンスなどの重点活動を着実に推進し、農業強国の建設を加速し、住みやすく働きやすく美しい農村を建設することを提起した。
(編集KS)
「人民網日本語版」2023年2月14日