2016年3月23日  
 

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中日ボランティア協会設立10周年「徳は孤ならず、必ず隣有り」 (2)

人民網日本語版 2016年03月23日09:06

海外は天国ではない

張さんは「問題によっては解決が非常に難しい。例えば国際結婚だが、すでに日本国籍を取得しているような一部の中国人女性には中国大使館も多くは干渉することができない。海外での暮らしは決して天国とは言えない。困難もあるし、良心を疑うような人もいる」と語る。

華僑の労働、研修生、国際結婚と残留孤児に関する問題が現在、華人華僑が直面する最も普遍的な4つの問題であり、中日ボランティア協会でもこれらに関連する問題の対応が一番多いという。

「多くの問題の原因は中国人の日本に対する理解が不足していて、情報に偏りがありすぎる点だ」と張さんは語り、国際結婚を例に挙げて「闇の仲介業者が中日の国際結婚を仲介するケースが少なくない。日本人男性を薦める際、実情に即していない場合がほとんどだ。一般的に、国内で結婚できないような日本人男性が、仕方なく言葉も通じない外国人と結婚する場合がほとんどで、多くは男性がアルコール依存症だったり、家庭内暴力だったりする。闇の仲介業者に言葉巧みに騙された女性たちの嫁ぎ先のほとんどは日本の農村で、環境は閉塞的で、言葉の壁もある。私たちは最終的に精神的におかしくなったり、自殺したり、家庭内暴力を受けたりといった例を非常に多く知っている」と紹介した。

また事故を起こしても、どうやって証拠を残して、権利を主張すればいいのかわからず、タイミングを逃してしまった人もいる。このようなトラブルに対応し、法律関連の問題に関しても華僑華人がより良いサポートを受けられるよう中日ボランティアの弁護士が協会に参加し、中日ボランティア協会法律サポートグループを立ち上げた。


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