2016年5月13日  
 

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王毅外交部長「シリア支援国グループ外相会合に4つの期待」

人民網日本語版 2016年05月13日11:00

王毅外交部長(外相)は現地時間12日、ドーハで第7回中国―アラブ協力フォーラム閣僚級会議に出席した後、カタールのムハンマド外相、アラブ連盟のアラビー事務局長と共同記者会見に臨んだ。

シリア情勢と来週の第5回シリア支援国グループ外相会合への期待についての質問に、王部長は「シリアの政治的解決プロセスは流れに逆らって舟を進めるように、前進しなければ後退してしまう。われわれは来週ウィーンで第5回シリア支援国グループ外相会合が開催されることを歓迎する。今回の会議について、中国側にはいくつかの期待がある」として、以下を挙げた。

第1に、シリア問題に関する安保理第2254号決議は全面的に履行されるべきだ。政治的解決はシリア危機解消の唯一の道だ。第2254号決議は政治的解決の大きな方向性とロードマップを明確にし、国際社会の高度の共通認識を体現している。どのような困難に直面しようとも、各方面はこの決議を厳格に履行するべきだ。特に国連事務局長シリア問題特使の調停努力を支持する必要がある。

第2に、露米両国は最近第2254号決議に基づき、シリア各方面の停戦と人道確保のために共に努力し、積極的な進展を得ている。中国側はこれを歓迎し、支持する。露米双方と安保理の他の構成国及び地域各国が共に、シリア国内の真の全面的な停戦実現、シリア問題の政治的解決推進の確保のために一層の役割を発揮することを希望する。

第3に、シリア情勢の推移は地域情勢の利益に関わる。シリアの平和・安定回復は、テロと難民危機を源から解決し、地域の全ての国々の共通利益となる。地域の各国もしっかりと責任を担い、シリア問題の政治的解決を支え、合力を形成することを希望する。

第4に、シリアの将来は最終的にシリアの人々が自ら決めるべきであり、シリア問題解決の鍵は結局のところシリア各派の手中にある。中国側はシリアの政府と反体制派が国の根本的利益と人々の幸福を真に考え、これまでのしこりを捨て、速やかに直接交渉を実現することを希望する。共通点を集めて違いを取り除き、徐々に基本的信頼を確立することを希望する。困難な事は後回しにして容易な事から着手し、段階的に進める考えにしたがい、第2254号決議に合致する精神、各方面が受け入れられる具体的な解決案を早期に達成することを希望する。

王部長は「中国側は引き続き客観的で公正な立場に基づき、シリア問題の政治的解決のためにたゆまず努力する」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年5月13日

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