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北京 「最も流行している生活面での10の噂」 (3)

 人造鶏卵が販売されており、ピンポン玉代わりに出来る

 噂:炭酸カルシウムや色素などの化学物質を使って人造鶏卵を作っている悪徳業者がいる。偽鶏卵の「卵黄」はゴムのように弾力性があり、地面に落としても弾む。

 真相:「ゴムのような卵」は実は「不合格」の鶏卵で、人工的に作られたものではない。「卵黄の異常」はよく見られる鶏卵の不合格の原因で、「ゴムのような卵」はその一種だ。正常な鶏卵は低温下で長時間保存すると、卵黄も硬くなり「ゴムの卵」になる可能性がある。ゴムのような鶏卵が生まれる一般的な原因は飼料中のゴシポール含有量が過剰であることだ。ゴシポールは飼料に添加されており、ゴシポールがある程度含まれていても鶏や鶏卵の食用の安全には影響はない。しかし量が多すぎると、卵黄がゴムのようになる。また雑草の種の一部もこうした現象を引き起こす可能性がある。

 研究データによると、その有害物質の含有量は人体に影響を与えるものではないが、食用はしないほうがよい。

 ビタミンC剤がカゼの予防と治療に役立つ

 噂:健康コラムの専門家はビタミンCを多く摂取するようアドバイスする。ビタミンC剤はカゼを予防、治療を助ける役割を持つためだ。

 真相:ビタミンC剤がカゼを予防、治療できるという医学的根拠はない。

 1960年代から同70年代にかけて、ノーベル化学賞、平和賞の受賞者であるLinus Pauling氏はビタミンC療法に傾倒し、ビタミンC剤がカゼや心血管疾病、ガンなどを治療、予防できると喧伝した。しかし多くの科学研究により、ビタミンC剤は普通のカゼの発病率を引き下げることはないと証明されている。ビタミンC薬の説明書にも、カゼの予防や治療といった効能は書かれていない。

 新鮮な野菜や果物からビタミンCを補うことができることは早くから知られていたが、1932年にビタミンCが初めて分離されて以来、多くの疾病の治療に用いる試みがなされてきた。これがビタミンCの生理的作用や疾病の原因に対する理解不足をもたらしたのかもしれない。研究や認識が深まるにつれ、こうした治療方法は不正確だと見なされるようになり、徐々に忘れられていったが、カゼを予防、治療するという説のみが依然として多くの人に信じられている。

 生理期間の洗髪でガンのリスク、産後1カ月の洗髪で病気に

 噂:乳がんや子宮がんの患者の多くは、生理期間に洗髪したり重いものを持ったり、産後に冷たいものを食べたりして、子宮の縮小が不完全となり、排出すべき経血が排出されずに子宮内に残り、時間の経過とともに体内のホルモンがアンバランスとなり、ガンをもたらすという調査結果がある。

 真相:生理期の洗髪や冷たいものを飲食するという事に関しては、こうしたライフスタイルが婦人科の疾病をもたらすという証拠は何もない。寒さは交感神経を刺激して血管や臓器の筋肉を縮め、臓器に一過性の貧血や痙攣性の痛みをもたらす可能性はある。中にはこれにより生理痛の症状を覚える人もいるだろうが、これは生理痛の原因ではなく、ガンを引き起こすこともない。経血は汚染されているのではなく、人体の正常な血液だ。生理中には血液のみならず、剥離した子宮内膜のかけらや子宮頚粘膜なども含まれる。生理血は「残留」することもない。生理期間に子宮頚口は若干開き、生理が生じると子宮頚口を通じて体外に排出される。

 産後は確かに母体の回復と保健に注意する必要がある。しかし伝統的な「坐月子」(産後1カ月の期間)の考えにある、風に当たってはいけない、入浴や洗髪してはならないという考えは、非科学的であるだけでなく、逆にマイナスの影響をもたらす可能性がある。

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