全国物流パーク発展計画が発表
物流パークの配置では都市を3つの級に分ける 国家発展改革委員会がこのほど発表した「全国物流パーク発展計画」によると、国は2015年をめどに、物流パークの建設・管理に関する制度を基本的に構築し、配置が合理的で運営が規範化され、かつ一定の経済的・社会的効果を備えた一連のモデルパークを基本的に完成させる予定だ。また20年をめどに、配置が合理的で規模が適切、かつ機能が整い、グリーンで高効率の全国物流パークネットワークシステムを基本的に構築する計画だ。
第11次五カ年計画(2006-10年、十一五)期間に、中国の物流の規模は拡大を続け、物流総額の年平均増加率は21%、物流産業の生産額の年平均増加率は16.7%に達した。物流産業の生産額が国内総生産(GDP)に占める割合は05年の6.6%から10年は6.9%に上昇した。全国の物流パークの数も徐々に増加し、中国物流・調達連合会が行った第3回全国物流パーク調査によると、12年には全国の各種物流パークは754カ所に上り、このうち運営を開始したところが348カ所、建設中が241カ所、計画段階が165カ所だった。だが全体としてみると、中国の物流産業の発展水準はまだ低く、物流パークは計画、建設、運営、管理、政策の各面で一連の問題を抱えている。
同計画は中国物流パークの全体的な配置の基本構想を次のようにうち出した。物流ニーズの規模や地域の発展戦略といった要素を踏まえて、物流パークの配置都市を確定する。都市・農村の計画、総合的な交通システム計画、産業の発展計画などを踏まえて、都市の物流パークの建設数、計画配置、用地の規模を合理的に確定する。物流パークの詳細な計画を研究制定し、物流パークの発展の位置づけ、機能の配置、建設の時期、関連の要求などを地域ごとに合理的に確定する。
物流ニーズの規模の大小や国の戦略および産業配置における重要性に基づき、同計画では物流パークの配置都市を3つの級に分け、1級物流パーク配置都市を29都市、2級を70都市とする。3級都市は原則として地級都市以上の都市とし、各省・自治区・直轄市がそれぞれ具体的に確定することとする。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月17日