東北大学(遼寧省瀋陽市)への25日の取材によると、同校の教員と学生が遠隔操作のダブルアーム車輪移動ヒト型サービスロボットを開発した。このロボットの身長は1.5メートル、体重は35キロで、ネットワークを使い二つの空間の情報交換を実現することにより異なる空間に置かれているロボットと操作者が、身体の動きが一致する効果を実現することができる。科技日報が伝えた。
国内の既存の車輪移動ロボットと比べると、このロボットは前方に55度かがむことができ、地面に落ちている物を拾ったり、地面に物を置くといった動作が可能だ。このロボットには双眼ビデオカメラが取り付けられており、ロボットの環境情報を集め、ネットワークを利用し操作者が使用するVRデバイスに送信する。操作者はロボットの空間画像情報を入手し立体シーンを構築することで、その場にいるような感覚になれる。環境情報と結びつけて正確に判断し、動きを指示することができる。一方で、異なる空間にいるロボットもその指示に基づき動作を行う。また研究開発チームはロボットと操作者の両方に音声収集・再生設備を取り付けることで、2つの空間の音声をリアルタイムでの交換を実現している。
このロボットの各種指標は同じ大きさと自由度を持つヒューマノイドを下回り、製造コストは市場に流通している同類ロボットの半分にも満たない。また、人の代わりに鉱山の救助、爆発物処理といった難易度が高く危険な作業を実行できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月26日