春節(旧正月、今年は2月5日)が近づくなか、天津大学でスマート医工学一年生の劉子恒さんは脳でコントロールするロボットアームで筆を握り「福」という字を書き、まるで六本の腕を持っているようだと驚嘆した。ここまでできたは同校が独自開発した、世界最大のコマンドセット高速脳コントロールスマートロボット「哪吒」だ。科技日報が伝えた。
同システムは同校神経工学チームが独自開発する、脳-コンピュータインターフェイス(BCI)シリーズの最新の成果だ。同技術は超短SSVEP(200ms)及びP300脳波高効率融合モデルの構築を通じ、周波数・位相混合コーディングBCI情報プランを設計した。微弱脳波の特徴に基づき精密に分析し、高速にコードを読み解くことで、頭皮脳波BCIオンラインコントロール最大コマンドセット(108)の世界記録を樹立した。最高情報伝達速度は238ビット/分。これらのコア技術の確立により、同システムは「筆を握る人」の脳波のパスワードを解読し、脳コントロール筆操作トポロジーの画像ピクセルコマンドをスマートロボットアームの6D空間座標に変換し、世界で初めてBCI情報伝達方法の「組み合わせ」から「書く」への重大変革を実現した。
同システムは今後、機能をさらに改善・拡大し、次世代マンマシン混合知能、マンマシンインターフェイスの臨床医学などでの発展・応用に対して重要な推進的役割を果たしていく。航空・宇宙及び特殊軍事などの場において、同システムは肢体を自由に使えない特殊な人々に「3本目の腕」を提供することで、より多くの複雑な任務を遂行させることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月28日
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