米シンクタンク「中国のAI研究が世界をリードする見込み」

人民網日本語版 2019年03月19日14:08

米シアトルのアレン人工知能(AI)研究所は最新の分析の中で、中国はAI分野への巨額の投資が、重要なAI関連技術の研究で米国を抜くのに有益で、近い将来にAI分野の世界的なリーダーになる見込みだとしている。「Phys.org」の報道を引用し、科技日報が伝えた。

同研究所の最新の分析によると、中国は発表済みのAI論文数ですでに米国を上回っている。研究者によると、うち一部の論文は質的には満足できるものではないが、数においては、中国は今年、被引用回数が上位50%の論文数で米国を抜き、上位10%は来年、上位1%は2025年に米国を抜く見込みだ。

米国政府とシリコンバレーは、中国が自動運転、仮想現実(VR)、第5世代移動通信システム(5G)などの中核技術分野で米国をリードすることを懸念している。最新の報告書はこの懸念を浮き彫りにしている。

研究者は、中国のAI投資の激増は十数年前から始まっていると指摘する。中国政府は2017年に、2030年までにAI分野の世界的なリーダーになる計画を発表した。「大多数の判断基準を見ると、中国は提出・出版した論文数で米国を抜いているばかりか、影響力の高い論文の数も日増しに増加している」。

研究者らは、最近の移民制限措置により米国がAIをめぐる駆け引きで劣勢になると追加説明した。「米国の最近の行動は、外国の学生と学者の引き留めの妨げになっている。これは中国がAI研究分野で地位を高める勢いを強める可能性がある」。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年3月19日

  

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