中国科学技術部(省)は21日、「北京による国家次世代AI革新発展試験区の建設の支持に関する書簡」を発表した。同書簡は、北京市が国家次世代AI革新発展試験区を建設することを支持するとした。同試験区の建設は習近平総書記のAIに関する一連の重要談話の精神を徹底し、次世代AI発展計画を実行に移すための重大な措置だ。科技日報が伝えた。
同試験区の建設は国家重大戦略と北京市の経済・社会の発展の需要をめぐり、次世代AI発展の新たな方法とメカニズムを模索し、複製と普及が可能な経験を形成する。京津冀(北京市・天津市・河北省)協同発展の推進、全国AI革新発展のモデルとなり、それをけん引するという重要な役割を果たさなければならない。
同書簡は、人材と技術の優位性を十分に発揮し、高度のけん引の役割を強調する必要があるとした。AI分野の国内トップクラスの研究機関が多く、専門家チームが集約しているといった北京の優位性を十分に発揮し、AI研究開発の取り組みを拡大し、オリジナルの革新を強化し、応用のモデルを拡大する。AI理論・技術・応用の一連の世界トップクラスの成果を上げ、世界AI技術革新の発信地を構築し、北京がハイテク産業を拡大し高品質発展を実現するためサポート・けん引する。
注目すべきは、同書簡が体制・メカニズム改革の深化を強調し、AI発展の革新生態を最適化するとしたことだ。例えば政策・法規、倫理・規範、人材育成・導入、データ開放・共有などの模索を行い、資源配置方法の革新に取り組み、「産学研用金」の深い融合を促し、オープンソース化と開放を促進する。AIのオリジナル革新及び健全な発展に有利な体制・メカニズムを構築し、AI発展の革新生態の最適化を続ける。
筆者の調べによると、科学技術部は北京が同試験区の建設を推進し、関連政策問題を調整・研究・解消し、活動の指導を強化し、典型的な経験と政策措置を適時総括し広めるため積極的に協力する。またモニタリング・評価メカニズムを構築し、モデル区建設の進捗を追跡・評価し、評価の結果に基づき奨励・支持する。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月22日
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