1〜2月中国の国有企業利益が2けた増加を維持

人民網日本語版 2019年03月26日15:31

中国財政部(財務省)資産管理司は25日、今年1〜2月の中国全土国有企業の経済運営状況を発表した。関連データによると、同期の中国全土国有企業の主要経済指標は増加傾向を維持したが、増加ペースが引き続き低下した。国有企業の利益総額は4520億5千万元(1元は約16.4円)に上り、増加ペース10%で2けた増加を維持した。「北京商報」が伝えた。

具体的には、同期の中央企業(中央政府直属の国有企業)の利益総額は3327億4千万元で同14.3%増加し、地方の国有企業の利益総額は1193億1千万元で同0.5%減少した。

同部によると、重点産業のうち、石油や非鉄金属などの産業は利益が増加した。国務院国有資産監督管理委員会の肖亜慶主任は全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)の開催期間中、「実際の数量をみると、1〜2月の石油製品販売量は同9.6%増加、天然ガス販売量は同7.4%増加、電力販売量は同5.4%増加、航空輸送量は同8.6%増加、水上輸送量は同12.9%増加した。ここからわかるのは、中国経済向上の潜在力がなお大きいということだ」と述べた。

全体をみると、営業収入については、同期の国有企業の営業収入は8兆7千億元で同6.3%増加し、増加ペースは昨年の10%を下回った。このうち中央企業は5兆2千億元で同5%増加、地方国有企業は3兆5千億元で同8.3%増加した。

注目すべきは、国有企業の研究開発(R&D)費用が大幅に増加したことだ。営業コストについては、同期の国有企業の販売コストは同2.1%増加、管理コストは同11.4%増加、研究開発コストは同24.5%増加、財務コストは同13%増加し、地方国有企業の研究開発コストは同66.3%も増加した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年3月26日

  

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