深セン市の企業が精度99.9%の3D顔認証カメラを開発

人民網日本語版 2019年03月29日14:14

先ごろ開催された「第12回中国商業情報化業界大会並びに2019中国スマート商業情報化展覧会」において、深セン螞里奥技術有限公司による最新製品である初のMIPI 3Dカメラモジュール「S1」が人々の注目を集めた。科技日報が伝えた。

従来の2D顔認証は顔の深層にある情報を記録できず、その顔データは完全とは言い難いデータだった。そのため偽物の写真や動画、シリコン製の覆面に騙されるリスクを抱えていた。3Dセンサーカメラは顔認証を行う際に、内蔵されているドットマトリクス投影機が肉眼では見えない3万以上の赤外線ポイントを利用者の顔に照射する。肌の色、シワ、ほりの深さなどのデータがより豊富になり、安全性と精度が高く、認証がスムーズになる。

同社の張兼CPOによると、S1の厚さは5.83ミリのみで、検査測定距離は0.3−1メートル。垂直広視野角により多くの内容を撮影できるため、背の高い人にも適しており、利用者の顔認証を便利に行える。またS1は投光器を搭載しており、暗い場所でもはっきり顔を認証できる。

安全性について、S1は赤外線認証をサポートし、偽装識別能力をさらに強化している。赤外線認証+RGB+ディープ認証というマルチモード生体認証及びミリ級3D顔測量制度により、S1の顔認証の精度は99.9%にのぼる。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年3月29日

  

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