中国でパスポートなどが戸籍地以外の地域でも申請可能に

人民網日本語版 2019年03月27日16:50

中国国家移民管理局によると、2019年4月1日から、中国の一般パスポート、香港地区・澳門(マカオ)地区・台湾地区に旅行に行くための「通行証」などの出入国関連証明書が、戸籍地や居住地を問わず、どこでも申請できるようになる。中国全土の正規の出入国管理窓口で申請ができ、申請手続きは戸籍地と同じ手続き方法となる。また、香港地区、澳門地区、台湾地区にツアーで旅行に行く場合に必要な手続きも、戸籍地や居住地を問わず、中国全土にあるセルフ発行機で行い、すぐに受け取ることができるようになった。中国新聞社が報じた。

中国国家移民管理局の尹成基副局長は、「中国の経済・社会が急速に発展するにつれ、全国で人口流動が一層活発になり、戸籍地以外の地域で就職したり、学校に通ったり、起業したり、老後を過ごしたりする人が日に日に増えている。そして、戸籍地以外の場所で出入国関連の証明書の申請をしたいという人が増加の一途をたどっている。2019年、延べ2100万以上人が戸籍地以外の地域でそれらを申請すると予想されており、今後その数は年々増加するだろう」としている。

中国全土での申請が可能になった暁には、中国大陸部の住民は、証明書の手続きをするために、わざわざ戸籍地に戻る必要がなくなる。そのため、時間だけでなく、衣食住交通などの費用も節約できるようになる。また、戸籍地以外の地域で働いている人が出張で海外に行く必要がある場合も、戸籍地に戻る必要なく、ビジネス活動のための出入国関連証明書手続きの效率が向上することになる。 (編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月27日

  

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