人間をサポートする盲導犬というのは何も珍しくないが、失明した犬の世話をする犬というのは極めて珍しいと言えるだろう。英紙「デイリーメール」の報道によると、米国ノースカロライナ州の11歳のゴールデンリトリバー・チャーリーは、緑内障を患ってしまい、両目を摘出せざるを得なかった。幸いなことに、チャーリーは、飼い主のチェルシーさんが連れてきた子犬のゴールデンリトリバー・マーベリックと、すぐに「意気投合」し、仲良しの遊び相手ができた。
両目を失明して、とても不便な生活を強いられていたチャーリーだったが、マーベリックが来てからは楽しく毎日を過ごすことができるようになったという。チェルシーさんは妊娠後、生まれてくる赤ちゃんと一緒に成長する犬の赤ちゃんが欲しいと思い、今年の正月に生後4ヶ月のマーベリックを新しい「家族の一員」として迎え入れた。
最初はマーベリックのことがあまり好きではない様子だったチャーリーだったが、しばらくすると打ち解け、常に一緒に遊ぶように。チャーリーが遊んでいる時に、うっかりおもちゃを「見失って」しまった場合でも、マーベリックがすぐにそれを拾ってチャーリーの前まで運んできてくれ、チャーリーが続けて遊べるようにサポートしてくれるのだという。そしてチャーリーもマーベリックとの生活に慣れ、時にはマーベリックを枕替わりにして寝ることもあるのだという。
チェルシーさんが、2匹の犬のエピソードをアカウント名「We Rate Dogs」のSNSに書き込むと、思いがけず一夜にしてたちまち大きな話題を集めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年4月2日