街を散策して疲れたら「部屋」の中で血圧を測る。その結果は自動的に契約医師に報告される。データに異常があれば医師が電話をかけてきて、診断・治療を行う。杭州市江干区で初の「未来の健康ハウス」が25日、天虹ショッピングセンターにオープンし、こうした未来型受診シーンを現実のものにしている。浙江在線が伝えた。
「未来の健康ハウス」は10平方メートルにも満たない部屋で、「検査測定エリア」「便利エリア」「救急措置エリア」という3つの機能エリアに分かれている。検査測定エリアには血圧計と身長計がある。住民は身分証をスキャンし操作ボタンを押すだけで、体重や血圧などの測定結果が表示される。江干区衛生健康局の扈峻峰副局長は、「患者の情報はリアルタイムで契約医師のスマート端末に報告される。医師は患者の身体状況や薬の使用状況を知ることができる」と説明した。
救急措置エリアにはAEDがあり、使用者に心電図を読み取る高度な能力がなくても、音声の案内に従い電源を入れ放電ボタンを押すだけで、心電図の自動分析と除細動が行われる。
江干区衛生健康局は卓健科技と事業提携し、「未来の健康ハウス」内にスマート薬棚を設置し、生活に必要な常用薬を24時間販売する予定だ。その流れは無人コンビニに似ており、これにより病院で受診手続きをして列に並ぶ時間を節約することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年3月29日