「一帯一路」沿線国との物品貿易額が6年で6兆ドル超に

人民網日本語版 2019年04月19日16:40

中国国家発展改革委員会が18日に記者会見で明らかにしたところによると、ここ6年ほどの間に、中国は「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」の原則を堅持して、「一帯一路」(the Belt and Road)建設推進で重要な進展と目に見える成果を達成したという。

政策面の意志疎通では、中国はこれまでに約150の国や国際機関との間で170件を超える協力文書に調印し、この中には発展途上国もあれば先進国もあり、先進国の企業や金融機関が中国と第三国市場の開拓で協力するケースも数多くある。

インフラ施設の連結では、中国ラオス鉄道、中国タイ鉄道、ジャカルタ-バンドン高速鉄道、ハンガリー-セルビア高速鉄道などのプロジェクトが着実に推進され、グワーダル港、ハンバントタ港、ハリファックス港などの建設も順調に進展している。今年3月末現在、国際定期貨物列車「中欧班列」の累計運航本数は1万4千本に達し、基本的に「往復運行」が実現し、中国と海外15ヶ国の50都市とが結ばれた。

貿易の円滑化では、2013年から18年までの間に、中国と「一帯一路」沿線国との物品貿易額が6兆ドル(約671兆5200億円)を超えた。中国・ベラルーシ工業パーク、中国・エジプトスエズ経済貿易協力区などが安定して推進された。

資金の調達では、中国は前後して「一帯一路」沿線約20ヶ国との間で二国間の通貨互換の取り決めを行い、7ヶ国とは人民元建て決済ができるようになり、国際通貨基金(IMF)と共同でIMF中国能力建設センターを設立した。

民心の通じ合いでは、科学技術交流、文化・観光、グリーン発展、対外支援などで一連の成果を上げた。

同委によると、中国は市場原則と国際的慣例に従い、企業の主体性と政府の誘導の役割を発揮させ、まもなく開催される第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムで達成した成果を着実に実行し、協力をめぐる共通認識をより結集し、相互接続の建設を着実に推進し、国際生産能力協力を持続的に強化し、第三国市場での協力の開拓に力を入れ、「一帯一路」の共同建設における高い品質の発展を促進するという。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年4月19日

  

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