習近平国家主席は12~16日、キルギスとタジキスタンを国賓訪問し、上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第19回会議、アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)第5回サミットに出席する。中央アジア二カ国を訪問し、協力の大計を共に話し合い、地域発展の青写真を共に描く。今回の訪問が地域の平和・安定と繁栄・発展に新たな原動力をもたらすことを人々は期待している。
中国は陸続きの友好的近隣国である中央アジア各国との友好協力関係の発展を非常に重視している。近年、中国とキルギス、タジキスタン両国との関係は急速に発展し、首脳外交が重要なリーダーシップを発揮してきた。2013年9月に習主席がキルギスを国賓訪問し、両国は戦略的パートナーシップを構築した。2018年6月にキルギスのジェエンベコフ大統領が訪中し、両国関係は包括的・戦略的パートナーシップに格上げされた。2014年9月に習主席がタジキスタンを初訪問し、両国関係の急速な発展を後押しした。2017年8月にタジキスタンのラフモン大統領が訪中し、両国関係は包括的・戦略的パートナーシップに格上げされた。
中央アジアはユーラシア大陸の中央に位置し、古代シルクロードが通っていた。今や「一帯一路」建設のたゆまぬ推進にともない、古代シルクロード沿線は新たな生命力を放っている。キルギス、タジキスタン両国は「一帯一路」建設を最も早く支持し、積極的に参加した国だ。タジキスタンは世界で最初に中国とシルクロード経済ベルト共同建設覚書に調印した国だ。高山地帯を越える中国-キルギス-ウズベキスタン国際道路、パミール高原を通り抜ける中国-中央アジア天然ガスパイプラインD線、キルギスメディアが「世紀のプロジェクト」と呼ぶDatka-Kemin送変電線及び南部送電網改造プロジェクト、タジキスタンの電力不足を解決したドゥシャンベ2号火力発電所。中国との協力は現地の社会・経済発展を後押しし、国民間の友情を深めてきた。世論調査でタジキスタン民衆は、最も友好的だと思う国の1つとして中国を挙げている。習主席の今回の訪問は中国とキルギス、タジキスタン両国の実務協力をさらに後押しし、「一帯一路」イニシアティブとキルギスの「2040年発展戦略」、タジキスタンの2030年までの国家発展戦略との連携を強化し、人々にさらに多くの幸福をもたらすものと信じる。