習近平総書記の朝鮮国賓訪問を国際社会は注視

人民網日本語版 2019年06月19日14:39

習近平中共中央総書記(国家主席)が20、21両日に朝鮮民主主義人民共和国を国賓訪問する。中国の党と国家の最高指導者による訪朝は14年ぶりであり、習総書記による訪朝も第18回党大会以降初だ。ちょうど中朝国交樹立70周年にあたる今回の訪朝は、両国関係にとって先人の跡を引き継ぎ将来の道を開く重要な意義を持つ。国際社会は習総書記の訪朝を注視している。各国のメディアや人民日報の取材した識者は「一里塚的意義を持つ訪問であり、新時代の中朝関係発展に新たな原動力を注入し、地域の平和・安定・繁栄への新たな貢献となる」との認識を示した。

中国の発表を、NHK、共同通信、朝日新聞など日本の大手メディアはいずれも直ちに報道した。

「世界中の喜ぶ良いニュースだ」。元同志社大学教授の浅野健一氏は人民日報の取材に興奮気味に語り、中国が朝鮮半島問題で一貫して非核化という目標、対話と協議による問題解決、朝鮮半島の平和・安定維持を堅持していることを大いに称賛した。「習主席の今回の訪問は中朝関係の発展を推進するだけでなく、朝鮮半島の平和・安定の促進にも資すると信じる」。

日本「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は人民日報の取材に、中国の国家元首による14年ぶりの訪朝には重要な意義があると指摘し、「習主席の訪朝は朝鮮半島の平和・安定に資するだけでなく、アジアを含む世界全体の平和と繁栄の促進にも資する。今回の訪問は歴史的意義を持つ重要な成果を得ると信じる」と語った。

ブラジル中国問題研究センター長のロニー・リンス氏は取材に「中朝関係には長い歴史があり、両国の友好は双方の利益にかない、両国民に幸福をもたらすのみならず、北東アジア地域さらには世界全体の平和と発展にとっても極めて重要だ」「ここしばらくの間に両国の指導者は数回会い、重要な共通認識にいたった。上層部交流の継続は中朝関係の長期的で健全かつ安定した発展の推進に資する。今回の訪問を通じて、両国間の共通認識はさらに深まり、朝鮮半島問題の政治的解決プロセスは新たな進展を得て、地域の平和・安定・繁栄にもポジティブな影響を生むと信じるだけの理由が人々にはある」「中国指導者の訪朝によって、朝鮮半島の平和と安定を維持するという中国の決意がはっきりと示された。これは責任ある大国としての責任感の表れだ」と語った。

インド・デリー大学のKumar教授(国際関係)は人民日報の取材に「中朝国交樹立70周年における習近平主席による今回の訪問は両国関係の将来の発展に重要な影響を与える。過去70年で中朝は深い二国間関係を築いた。過去1年足らずで両国の指導者は4回会談し、多くの重要な共通認識にいたり、両国関係に新たな章を開いた」と指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年6月19日

  

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