G20大阪サミット 中国の案に期待 (2)

人民網日本語版 2019年06月27日09:00

(2)国際社会とG20の多くの参加国は中国が大阪サミットで引き続き一国主義、保護貿易主義、覇権主義に旗幟鮮明に反対し、グローバル化と多国間主義という大きな方向性を堅持することを期待している。一国主義は世界経済・貿易が現在直面する最大の試練であり、世界経済発展の将来にとって最大の脅威であり、20年前に米国を含むG7が提唱したG20制度の初志と逆行するものであり、国連や世界貿易機関(WTO)など国際機関の趣旨と相容れないものであり、歴史の発展の潮流に逆らうものだ。過去2年間の世界の重大な出来事を見ると、大多数の国々の利益を損なう紛争、衝突、貿易戦争の禍根はいずれも一国主義にあった。

(3)習主席のBRICS首脳会議など重要行事への出席及び各国首脳との二国間会談に前向きな成果を期待している。第18回党大会以来、習主席が多国間行事出席の機会を利用して上層部接触を幅広く行うことがすでに慣例となり、実り豊かな成果を挙げている。今回も同様だ。こうした重要な行事が中国と関係機関・国との協力の一層の発展を後押しするのは間違いない。

大阪サミットが間もなく開幕する。人々はサミットが正しい方向に向かって、各者の知恵を集め、立場を調整し、世界経済の前途と各国の人々の幸福に関わる重大な問題において共通認識を最大限形成し、溝を縮小し、前向きな成果を挙げて、G20制度にさらなる生命力、影響力、結束力を与えることを切に期待している。中国は責任ある大国として、必ずや再びサミットの成功と公平で正義ある国際秩序の維持のために、できる限りの新たな貢献をする。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年6月27日

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