習近平主席がグテーレス国連事務総長と会談

人民網日本語版 2019年06月29日12:56

習近平国家主席は28日、日本・大阪で国際連合(国連)のグテーレス事務総長と会談した。

習主席は、「中国は一貫して多国間主義を支持し、国連が国際問題で発揮する積極的な役割を支持している。情勢がますます複雑で厳しくなると、国連の権威と役割がますます顕在化する。私たちは全世界が国連の旗の下、より大きな団結と進歩を実現するよう推進しなければならない。中国はこれからも実際の行動で国連と事務総長の活動を支援していく」と述べた。

習主席は、「現在、国際情勢の複雑で不安定な一面が際立ち、ペルシャ湾地域は特に敏感な状況にあり、戦争と平和との十字路に直面する。中国は一貫して平和の側に立ち、戦争に反対する。各方面は冷静で抑制的な態度を保ち、対話と協議を強化し、地域の平和安定を共同で守らなければならない」と述べた。

また習主席は、「大阪での主要20ヶ国・地域首脳会議(G20サミット)はグローバルな発展ニーズを十分に検討し、外部に向けて正しいシグナルを発しなければならない。中国は事務総長が国際社会の気候変動への対応での協力推進で行ってきた努力を賞賛し、国連気候変動サミットが積極的な成果を獲得するよう後押ししたいと考えている」と述べた。

グテーレス事務総長は、「現在の国際情勢はまさしく重要なタイミングにさしかかり、貿易分野とペルシャ湾情勢は緊張し、世界は多国間主義を促進し、法律制度遵守の意欲が不足するという状況に直面する。こうした時期であればあるほど、国連はその役割を発揮しなければならない。国連は中国の長年にわたる国連への支持を賞賛し、中国が朝鮮半島問題の政治的解決の推進、気候変動への対応、持続可能な発展の推進などで行ってきた重要な貢献を高く評価する。中国が提起した『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブはグローバル発展の促進にとって、とりわけアフリカの発展支援にとって非常に重要だ。国連は中国が国際問題でより多くリーダーシップを発揮し、より全面的な支援と協力を行うことを希望する。国連は中国と共同で努力して、グローバルガバナンスで果たすべき役割をよりしっかりと果たし、多国間主義に従うことが国際社会の主流になるよう願う」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年6月29日

  

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