日韓貿易摩擦のエスカレート 地域協力は苦境に陥るのか? (2)

人民網日本語版 2019年09月09日14:36

「制度協定を強化し、地域の共同繁栄を促進するべきだ」。李氏は特に「ウィン・ウィン・ウィンを創造し、巨大な市場チャンスをもたらす」として、中日韓自由貿易協定(FTA)交渉を重視している。

三か国は2012年に中日韓FTA交渉の開始を宣言したが、様々な要因の影響で、交渉は難航してきた。今年8月の第9回中日韓外相会談は「三か国+X」協力に関するコンセプト・ペーパーを採択し、三か国協力の積極的な推進で合意した。

李氏は「現在の国際情勢の下、三か国協力が二国間関係や地政学による妨害を受けて立ち往生すべきではない」と指摘し、「三か国の協力枠組による対話の創造は、二国間関係の抱えている問題の解決に資する。三か国の協力体制を推進し続けることは共通利益にかない、北東アジア地域の安定と発展に恩恵を及ぼす」と強調した。

将来に関して李氏は「中日韓は具体的成果を生むことのできる協力プロジェクトをさらに多く実施する必要がある。例えば民生分野に恩恵が及ぶもの、民間交流の強化などだ。また、他の地域との協同協力も拡大するべきだ。三か国協力は容易な事ではないが、決して不可能ではない」と語った。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年9月9日

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