李克強総理が訪露開始 新時代の中露関係を活性化 (2)

人民網日本語版 2019年09月17日10:40

実務協力レベルでは、中国側は「今回の訪問での議題は非常に広範で、経済貿易、エネルギー、航空宇宙、インフラなど伝統的協力分野を含む他、農業協力、科学技術革新、デジタル経済など新たな協力方向にも及ぶ」と明かしている。

中国社会科学院ロシア・東欧・中央アジア研究所の徐坡嶺ロシア経済室長は「こうした分野での協力を検討・拡大し、新時代の中露協力の物的基礎をさらに充実させ、両国関係が新時代の開始段階において『良いスタートを切る』ために力強い原動力を注入する」と考える。

2018年に中露の二国間貿易額は1000億ドルの大台を初めて突破した。伸び率は中国の貿易パートナー上位10か国・地域中首位の前年比27.1%増だった。今回の訪問で双方の通商当局は両国貿易の2024年までの質の高い発展に向けたロードマップの研究と策定に関する声明に調印する予定だ。邢氏は「2024年までに中露の二国間貿易額を2000億ドルに引き上げるとの目標を達成するため、両国は伝統分野の協力を強化・拡大するとともに、新興分野の協力を拡大し、協力の新たな目玉を掘り起こす必要がある」と考える。

例えばエネルギー協力では、ロシアはすでに3年連続で中国にとって最大の原油輸入相手先となっている。徐氏は「天然ガスは今後深く掘り起こす協力分野となることが見込まれ、すでに一連の前向きなシグナルがはっきりと現れている。例えば中露東ライン天然ガスパイプラインは今年12月に開通する見通しだ。中国石油天然気公司の出資するヤマルLNGプロジェクトは着実に実施されている。ロシアは現在、モンゴルを経由して中国に天然ガスを輸出する可能性を検討している。実施されれば、協力はさらに拡大する」と考える。

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