2018年に中露の貿易額は前年比27.1%増加して1000億ドルを突破し、過去最大を記録した。専門家は、大豆を始めとする農業協力が中露貿易の新たな成長の推進力になると見る。
今年の中露実務協力は見どころ続きだ。エネルギー・航空宇宙・コネクティビティ分野の戦略的協力が着実に進み、中露東ライン天然ガスパイプライン、同江鉄道橋、黒河道路橋など大型投資プロジェクトが終盤に入っている。
農業・金融・科学技術・ネット通販など新興分野の協力が勢いよく発展し、地方間協力が深い連携とさらなる広範化を実現している。
高水準の政治的関係と整った協力体制のおかげで、中露の実務協力には大きな将来性があると専門家は指摘する。中露は将来、伝統分野の協力を深化すると同時に、協力方法を革新し、協力水準を高めるべきだ。双方は科学技術革新年を契機に航空宇宙・新素材・バイオテクノロジー・人工知能(AI)分野の協力を強化し、ハイテク協力を通じて両国の産業構造の転換と高度化を先導し、実務協力に新たな展望を切り開くことができる。
ロシア実業界は新時代の中露実務協力への自信に満ちている。マンコビッチ氏は「双方はさらに多くの共同生産チェーンを構築し、工業のローカライゼーションを高め、投資プロジェクトの発展を促進するべきだ」と指摘する。
コスチン氏は「露中によるユーラシア経済連合と『一帯一路』イニシアティブの連携促進、大型プロジェクトの共同実施には大きな将来性がある。これは実務協力の深化にもプラスだ」と語る。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年9月19日