新中国成立70周年

王泰平氏「中日関係の良好な発展基調を共に維持すべき」 (2)

人民網日本語版 2019年09月23日11:15

(2)両国は政治的相互信頼を増強すべきだ。40年余りのすり合せを経て両国関係は成熟へ向かっている。日本が中国の譲れぬ一線とレッドラインをわきまえ、中国側の懸念を尊重することは、共通認識を形成して、より和やかな関係にするうえでプラスだ。今後日本はさらに客観的に中国の発展を受け止め、中国の位置付けを正しくし、中国の発展が脅威ではなくチャンスであることをしっかりと認識し、互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならないようにすべきだ。

(3)溝を建設的に管理・コントロールする。両国間には領土や歴史など構造的摩擦が存在する。教訓を汲み取り、4つの基本文書とこれまでの共通認識を厳格に遵守し、溝を建設的に管理・コントロールし、こうした問題が両国関係の大局に影響しないようにすべきだ。これは双方の根本的利益にかなう。

(4)人的・文化的交流を強化する必要がある。国の交わりは民の相親しむに在り、民の交わりは心の相知るに在り。両国間の持続的で広範な民間交流と文化交流を実施して、理解を増進し、親近感を増す必要がある。

■保護貿易主義を前に中日は経済貿易協力を強化すべき

現在、国際情勢に重大な変化が生じ、反グローバリズムと保護貿易主義が国際秩序と多国間貿易体制に少なからぬ衝撃を与えている。こうした中、衝撃のもたらす悪影響に両国がどう対処するかが、重要な現実的意義を持つ課題となっている。王氏はこれを「両国にとって試練でもあり、チャンスでもある」との見方を示し、次の点を指摘した。

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