中国文化・観光部(省)は7日、「今年の国慶節(建国記念日、10月1日)大型連休期間、全国口岸(出入国審査場)における出入国者数は、1日平均延べ198万人に達した。7日間に海外を訪れた中国人観光客数は延べ700万人を突破し、アウトバウンド市場は盛況を呈し、消費はより理性的となり、落ち着きを見せた」ことを明らかにした。新華社が報じた。
文化・観光部の統計データによると、数年前の中国人による海外での爆買い現象とは異なり、今年の国慶節連休中、海外を訪れた中国人観光客は、旅行の目的として心身のリラックスをいっそう重視する傾向にあった。便座や風邪薬、電気釜などの商品を爆買いした上、帰国の際には購入商品をミニコンテナで持ち帰るような姿は、滅多に見られなくなった。
今年の国慶節連休中、中国人の間で人気が高かった海外観光目的地は、ますます分散傾向にあり、ただ闇雲に海外旅行をする人もますます少なくなってきている。日本、タイ、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、フランス、イタリア、ロシアなど以前からの人気目的地のほか、チェコ、オーストリア、ハンガリー、スロバキア、ポーランド、クロアチア、マルタ、カンボジアなどマイナーな旅行先へのツアーのオンライン予約量も、前年同期比二桁を超える伸びを示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年10月8日