北京大興国際空港が今月25日に開港した。現時点で、航空会社66社が乗り入れを希望している。筆者が実際に同空港に足を運んで、搭乗手続きをして飛行機に乗り、便利なサービス、施設を体験してみた。
鉄道→空港の移動距離がゼロ
空港のターミナルビルの建築面積は70万平方メートルで、地上5階、地下2階の7階建て。ここで、飛行機の乗り降りをしたり、待ち時間を過ごしたり、乗り継ぎをしたりする。地下の2階は各種鉄道の駅構内やプラットホームがある。
ターミナルビルには、高速鉄道、都市間鉄道、高速列車などが乗り入れており、アクセスの面で、旅客にはたくさんの選択肢がある。うち、京雄都市間鉄道、地下鉄大興空港線、廊■都市間鉄道(■はさんずいに啄のつくり)の駅は、ターミナルビルのオープンと同時に開通した。旅客は、駅構内に設置されている大容量エスカレーターでターミナルビルの出発ホールに直接行くことができ、文字通り「移動距離ゼロ」で飛行機への乗り換えることが実現した。
大興空港と鉄道のコラボサービスの提供も既に始まっている。旅客は草橋駅で手荷物を預ける手続きを行うことができ、大きな荷物を抱えることなく、身軽に鉄道に乗り、19分で大興空港に行くことができる。車で高速道路を走るより約40分も早い。
ターミナルビルの真ん中から最も遠い搭乗口まで徒歩8分
ゲートラウンジ。
大興空港ターミナルビルは鳳凰のような形で、5本のコンコースがメインホールにつながっている。ターミナルビルのメインホールから、最も遠い搭乗口まで距離にして600メートル以下で、徒歩で8分ほどで行くことができる。
その他、大興空港で乗り継ぎをする場合、専用の手続きエリアがあり、一層スムーズに乗り継ぎができるようになっている。同エリアは空港2階にあり、国際線から国内線への乗り継ぎ、国際線から国際線への乗り継ぎ、国内線から国際線への乗り継ぎのいずれの手続きもそこで行える。入国審査や税関なども同じエリアにあるため、旅客にとってとても便利であるだけでなく、関連機関にとっても、資源の配置などの面でとても便利だ。
測定によると、大興空港での乗り継ぎに必要な時間は、国内線から国内線が30分、国際線から国際線が45分、国内線から国際線が60分、国際線から国内線が60分を実現し、世界でも上位に入るスピードだ。