世界は中東の和平と安定を望んでいる (2)

人民網日本語版 2020年01月10日14:06

イラン議会は米軍と米国防総省を「テロ組織」に指定する緊急動議を採択するとともに、米国防総省の全ての人員、傘下機関、及びソレイマニの殺害を計画・実施した米軍司令官をブラックリストに入れた。だが、イランのザリーフ外相は「イランは事態のエスカレートや戦争は望んでいないが、いかなる侵略も受けぬよう自衛する」と表明した。この事から米国との全面的な軍事対立を望まないイランの政策方針を見ることができるかもしれない。

中東地域は長年動揺が続き、民衆は戦乱の苦しみを散々受けており、深刻な人道上の危機に世界の人々が心を痛めている。現在中東各国は国情に合った発展の道を困難の中探っており、人々は安定と発展を望んでいる。中東情勢の一層の悪化は誰の利益にもならず、中東地域の平和と安定を確保することは、全世界にとって極めて重要だ。

情勢が複雑であるほど、理性の力で安定と発展という大勢を守る必要がある。自制を保ち、対話による問題解決の道に速やかに戻る。これは緊張した情勢を沈静化させるうえでの要だ。中国、ロシア、フランス、ドイツなどは連日、各者に相互尊重を基礎に、対話や交渉など平和的な方法を通じて、互いの摩擦と溝を適切に解決するよう次々に呼びかけている。これは国際社会の中心的な声を代表するものであり、中東諸国の民意に添うものでもある。関係各者はしっかりと誠意を示し、責任ある行動を取り、中東の和平と安定と共に守るべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年1月10日

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