2月12日0時から24時にかけて、湖北省で新たに感染が確認された新型コロナウイルス感染による肺炎の患者は1万4840人で、うち臨床の現場で感染と診断された臨床診断患者は1万3332人だった。ではこの臨床診断患者とは何なのか?そしてなぜ臨床診断患者を算入する判断がされたのだろうか?
中央指導グループの専門家を務める北京朝陽病院の童朝暉副院長は取材に対し、「衛生健康委員会の第5版プランですでに湖北省地域について臨床診断患者の問題が提起されていた。通常、我々の日常的な業務においても臨床診断という段階がある。そのため今回、湖北省地域における臨床診断患者数を算入した」と述べた。
また童副院長は、「これまで我々は主に核酸増幅検査に基づいて患者の新型コロナウイルス感染有無について確定診断を行っていた。しかし実際には、感染が疑われる患者のうちかなりの部分について、患者の発熱、せき・息苦しさといった気道症状を始めとする臨床症状やCT画像など、我々の臨床診断基準に基づいて臨床診断を行うことが可能だ。臨床での業務において、我々はいくつかの面から患者を総合的に診断して結論を下す必要がある」と述べた。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年2月13日