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中国企業、新型肺炎で休業中の人に「仕事をシェアリング」がトレンドに

人民網日本語版 2020年02月10日15:20

普段は陝西省西安市にある雲海肴の店員として働いているものの、今は「従業員のシェアリング」を通して、同市にある盒馬鮮生で働いている高偉さん(2月6日撮影)。

新型コロナウイルスによる肺炎の感染対策は現在、重要な時期を迎えており、多くの飲食企業は営業を停止しているため、仕事がないスタッフも多い。一方で、スーパーやデリバリー配達員などの業界は人手不足となっている。そのため、大型スーパーと提携し、従業員のシェアリングの道を探る飲食企業もある。そうすることで、消費者のニーズを満たすことができるだけでなく、手持ち無沙汰となっている従業員の仕事を確保することができるからだ。人民網が報じた。

北京のスーパー・盒馬が率先して従業員をシェアリング

阿里巴巴(アリババ)傘下のオフライン生鮮スーパー・盒馬鮮生は3日、雲南料理レストラン・雲海肴や四川料理レストラン・青年餐庁と提携し、従業員のシェアリングを行うことを発表したほか、その他の飲食企業にも提携を呼びかけた。盒馬は、「ここ数日、たくさんの飲食企業が話し合いに来ている。現時点で、西貝や奈雪といった30企業以上が、当社と提携について協議中」と明らかにしている。西貝餐飲の賈国龍・董事長は最近、「盒馬に臨時スタッフとして1000人以上を支援する」と説明した。

飲食企業にとっては、このような提携によって、人件費の面の負担をある程度軽減することができる。盒馬の全国経営管理総経理・胡秋根氏は、「当社で臨時で働く従業員の給料の計算方法は当社の従業員と同じで、基本給と業績に応じた出来高払いで、月ごとに支払う。当社が提携先に給料を支払い、提携先が従業員に給料を渡すことになる」と説明した。

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