国防部(国防省)の呉謙報道官は2日、地方の新型コロナウイルスとの戦いを軍隊が支援していることに関する記者会見で「中国はできるだけ早期にバイオセーフティ法を制定し、国のバイオセーフティ法体系、制度的保障体系の構築を加速する」と述べた。新華社が伝えた。
呉報道官は「国のバイオセーフティの強化は各国の一致したやり方であり、国際的にバイオセーフティ問題は非常に重視されてきた。1992年に国連環境開発会議(UNCED)は『アジェンダ21』と『生物多様性条約』を採択し、バイオテクノロジーの安全性の問題に特に言及した。中国は人々の健康を保護し、国の安全を保障し、国の長期的な安定・平和を維持する観点から、バイオセーフティを国の安全保障システムに組み入れ、国のバイオセーフティ・リスク防止・対策システムの構築を系統立てて計画し、国のバイオセーフティ対策能力を全面的に高めることを決定した」と説明。
「今回の新型肺炎の発生によって、バイオセーフティの重要性が一層はっきりと示された。中国はできるだけ早期にバイオセーフティ法を制定し、国のバイオセーフティ法体系、制度的保障体系の構築を加速する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年3月3日