中国の知的財産権保護の成果を国際社会は積極的に評価

人民網日本語版 2020年03月05日13:38

北京市海淀区にある北京知的財産権法院(樊甲山/人民図片)

世界知的所有権機関(WIPO)調整委員会の特別会議が4、5両日にスイス・ジュネーブで開催される。近年中国は知的財産権制度の整備を続け、知的財産権保護の成果、運用効率、国際的影響力を高め続けると同時に、知的財産権のグローバル・ガバナンスのために中国の知恵を貢献して、国際社会から積極的に評価されている。

統計では、2019年末時点で、中国の特許出願件数は9年連続で世界一位となり、特許の出願件数と保有件数の「2つの100万件」という重大なブレークスルーを相次いで実現し、世界で初めて特許出願件数が100万件を突破した国、米国と日本に続いて3番目に国内有効特許保有件数が100万件を突破した国となった。中国は特許協力条約に基づく国際特許出願件数で、すでに世界2位となっている。

WIPOのフランシス・ガリ事務局長は「中国は知的財産権を戦略の上位に位置付け、経済の各分野で知的財産権の保護を重視し、研究開発とイノベーションの面でさらに多くの成果を得る後押しをしている」と指摘した。

フランスの特許技術者で欧州知的財産権顧問のAlexandre Ribet氏は「知的財産権保護の分野における中国の努力及び進歩には強い印象を受ける。特に税制政策を通じた実用新案の普及等、近年中国の取った様々な措置はいずれも良い効果を挙げている。こうした模索と実践は他国にとっても良い参考となった」と指摘した。

2019年4月25日、書籍知的財産権登録商標を検査する江蘇省東海県市場監督管理局の執行官(張正友/人民図片)

「知的財産権保護の分野で中国の得た成果は誰の目にも明らかだ」。ジュネーブ国際機関カメルーン政府代表部臨時代理大使のAwoumou氏は「中国は知的財産権の保護に関する法規を改正・整備し続け、新たな政策を打ち出して知的財産権の保護能力を強化し、飛躍的進歩を得た。この分野で中国が払った努力は公正、客観的に評価されるべきだ」と指摘した。

ここ数年、中国は外資系企業の合法的権益の保護、知的財産権審査の質と効率の向上、懲罰的賠償制度の整備等の面で新たな成果を得た。また、知的財産権の保護を強化することで一流の国際ビジネス環境を築き、さらに多くの外資系企業を引き付けている。世界銀行発表の「世界ビジネス環境報告2020」で、中国はビジネス環境の世界ランキングが31位へと大幅に上昇し、2年続けてビジネス環境の改善度が最も大きい上位10エコノミー入りした。

「中国政府の講じたこうした措置は企業のイノベーションへの積極性を守り、引き出す助けとなった。これは中国企業と中国で事業を行う外国企業の双方に大きく寄与する」。パリ欧州金融市場協会ゼネラルマネージャーのHanaut Bresson氏は「中国のイノベーション水準は長年続けて高まり続けている。中国政府は奨励政策、研究開発支援などの面で他国に優り、多くの国際的なイノベーション企業を引き付けてきた」「企業間のイノベーション協力を都市間のイノベーション協力につなげ、世界の科学技術の発展とイノベーション協力もさらに後押しした」と指摘した。

スリランカ大統領外交秘書官のJayanath COLOMBAGE氏は「近年中国は『一帯一路』共同建設を通じて国際知的財産権保護協力を一層強化している。将来中国は知的財産権のグローバル・ガバナンスに一層貢献すると信じる」と指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年3月5日

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