中国がフィリピンに提供した医療支援物資が3月21日早朝、フィリピンの首都マニラにあるマニラ空港に到着した。物資には検査試薬10万人分や医療用外科マスク10万枚、医療用N95マスク1万枚、医療用防護服1万着など、緊急に必要とされている防疫医療物資が含まれている。これらの物資はフィリピン保健当局に引き渡され、フィリピン側当局から新型コロナウイルスとの闘いの最前線に配布される予定となっている。在フィリピン中国大使館の黄渓連大使は、「中国政府が各航空会社のフライト運航停止という困難を乗り越え、チャーター機で上記の物資を輸送したことは、中国・フィリピン間の兄弟のような友情と中国側が堅持する人類運命共同体理念を存分に体現している。これらの物資がフィリピン政府と国民のウイルスとの闘いにおいて一助となること願う」と述べた。3月20日の時点で、フィリピンの新型コロナウイルス感染者は累計230人に達し、うち18人が死亡した。中国中央テレビのアプリが伝えた。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年3月23日