感染症で転職が難しい年に 転職先を決めず退職した人はどうなっているか

人民網日本語版 2020年03月20日10:13

インターネットで焦って仕事探しをしながら、実家にいてテレワークのふりをする。

中国国内で企業活動や生産活動が再開してから1ヶ月が経った。新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、毎年「金の3月、銀の4月」などと言われる転職シーズンも今年はかなり厳しい状況だ。

転職を希望する人々を取材したところ、春節(旧正月、今年は1月25日)前に次の仕事を決めずに前の仕事をやめてしまった人は、「損失ははかりしれない」と嘆いていた。オンラインで新しい仕事を探すのは簡単ではないし、失業期間が無限に長引きそうだという。春節前に転職を考えていた若者の中には、春節後の雇用情勢の厳しさを見て、転職をとりあえずあきらめた人もいる。またWEB面接などさまざまな方法で転職活動を続ける人もいる。

求職者は、「今年上半期の情勢は楽観できない。資格を取ったり、外国語の勉強をしたりして充電したい。下半期に雇用情勢が改善したらまたがんばって転職活動をしたい」と考える人が多い。

感染症で変化した転職事情

感染症は大勢の人々の生活習慣を変えるとともに、大勢の人々の就職活動や転職活動における予想外の「ブラック・スワン」にもなった。北京の金融機関で働く米さん(仮名)は、春節前に外資系企業の年収が高い仕事に転職しようと決めていた。すると2月初旬、感染症の影響で、その外資系企業は中国エリアでの採用ルートを閉じてしまった。3月には海外で感染症が大流行し、米さんはルート再開を待って応募することをあきらめ、北京で改めて転職活動をすることにした。

最近の米さんはほぼ毎日ネットで履歴書を送り、採用情報をチェックしている。「採用情報を出す金融企業が減っているし、中には応募者の学歴やキャリアに対する要求をますます吊り上げているところもある」という。米さんは中国の普通の大学の出身で、オーストラリアの有名校で修士課程を修了している。しかし、「やっと連絡をくれた会社があったと思ったら、最終的に『条件が合わない』と言って断られた。今は多くの機関が応募条件を明確にしていて、大学は中国政府が重点的に建設を進めている「211プロジェクト」か「985プロジェクト」の指定校でなければだめで、海外に留学した人手も名門校の卒業生でなければ、面接にも進めない」という。

幸い、米さんは仕事を辞めていないので、今でも勤め先はある。春節前に次の仕事を決めずに以前の仕事をやめた人もいる。そのうちの1人の北京で働く湖北省出身で80後(1980年代生まれ)の夏さん(仮名)は、「元々春節の後で北京に戻って転職活動をするつもりだった。春節前に湖北省に戻ったら隔離されるなんて思いもしなかった」と話した。

夏さんは、「一方でネットで仕事探しをしながら、一方では実家にいてテレワークのふりをしている」と自嘲気味に話したが、これは春節前に次の仕事を決めないで前の仕事をやめてしまった多くの若者の状況だ。彼らは実家にいて、親は子どもが無職でいることを知らない。

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