外交部、「米のWHOへの資金拠出停止に重大な懸念」

人民網日本語版 2020年04月16日16:18
外交部、「米のWHOへの資金拠出停止に重大な懸念」

中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は15日、「中国は米国が世界保健機関(WHO)への資金拠出停止を発表した件について、重大な懸念を表明する。米国に対し、自身の職責と義務を適切に履行し、WHOの率いる国際的な防疫行動を支持するよう求める」とした。

趙報道官は定例記者会見で質問に回答した際、「世界の公衆衛生安全分野で最も権威があり、最も専門的な機関であるWHOは、世界の公衆衛生上の緊急事態対応において代替することのできない役割を果たしている。特に新型コロナウイルス感染症の発生以来、WHOはテドロス事務局長の指揮の下で、積極的に自身の職責を履行し、国際防疫協力を推進するために中心的な協調の役割を果たし、国際社会から広く評価され、高く称賛された」と述べた。

また趙報道官は、「現在、世界の感染情勢は厳しく、正念場にさしかかっている。米国のこの決定はWHOの力を弱め、国際防疫協力を損ない、米国を含む世界各国、特に防疫能力の脆弱な国がその影響を受けることになる。我々は米国に対し、自身の職責と義務を適切に履行し、WHOの率いる国際防疫行動を支持するよう求める。中国はこれまで通り、WHOが国際公衆衛生事業を推進し、世界の感染症対策において重要な役割を果たすことを支持していく」とした。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年4月16日 

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