三峡集団が13日に明らかにしたところによると、中国初の10MW洋上風力発電機がこのほど、三峡集団福建福清興化湾2期海上風力発電所で発電・送電に成功した。人民日報が伝えた。
同発電機は福建省や広東省などの海域のⅠ類風ゾーン向けに設計されている。環境の適応性、設備の信頼性、風力利用率が大幅に向上し、超大型台風に耐えられる。ハブの中心の高さは海面から約115メートルで、40階建てのビルに相当する。ブレード部分の直径は185メートルで、ボーイング747を3機並べた幅に相当する。回転部分の面積は標準的なサッカーコート3.7面分。年平均10m/sの風速の条件下で、1基あたりの毎年の発電量は4000万kWhで、石炭消費量を1万2800トン、CO2排出量を3万3500トン削減できる。3人家族2万世帯の正常な電力消費の需要を満たすことができる。
これは中国が独自に研究開発した、1基あたりの容量がアジア太平洋地域で最大の、世界で2番目の洋上風力発電機で、中国の洋上風力発電機の1基あたりの容量の記録を更新し、中国が10MW大容量海上風力発電機の独自設計、研究開発、製造、設置、調整、運営の能力を備えたことを示しており、洋上風力発電重大設備の国産化を実現する重要な成果だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年7月14日